日本語表現法 II

年度 2010
科目名 日本語表現法 II
教員名 山崎 貞子
授業概要 日本語の「書く」「話す」について実践的に学び、より豊かな言語表現に発展させる。「書く」ことでは、テーマの設定と材料の組み立て方、論理の展開や資料の活用方法などに留意して文章を書くことを目標とする。テーマに応じた文章の作成や論述テストを行いながら、書く力を高めていく。また「話す」ことでは、主張をわかりやすく伝えることを目標とする。授業中の口頭発表を通して、実践的に話し方を磨く。
授業計画 オリエンテーション
話しことばについて、共通語と方言、挨拶や話し方などを取り上げる。
発声・アクセントなどスピーチの技術について学び、口頭発表を行う。
わかりやすい文章を書くために、説明の順序、語句の選択、修飾語の位置などを理解する。
討議における発言の基本を理解し 、国際化時代の日本語について話し合う。
第1回論述テスト
論理的な文章を書くために、主張と論拠を中心に文章の基本構成を理解する。
条件に従って内容を考え、テーマの設定や準備について学ぶ。
テーマの検証方法や資料の分析について学び、アンケートを作成する。
全体の構成を組み立て、表題と要旨、論理展開などを考える。
第2回論述テスト
レポートのテーマについて理解を深め、構想を練る。
論文の書き方について、書式、先行研究、引用、 参考文献などを取り上げる。
まとめ
評価方法 出席点30%、授業中の課題(論述テスト2回、口頭発表1回)30%、期末レポート40%の割合で評価する。ただし、成績評価の基準は次の通り。AA)課題・レポートの形式に不備がなく内容が特に優れている。A)課題・レポートの形式に不備がなく出題意図に応じた内容である。B)課題・レポートの形式は満たしているが内容がやや不足である。C)課題・レポートの形式・内容とも若干の難点がある。D)課題・レポートの形式が不備で、内容が不充分である。
教科書
参考書
メッセージ 国内にはカタカナ語が溢れ、海外には日本語が進出しています。国際化の中で、日本語の現状を捉え、正しい言語観を養う必要が高まっています。現代に求められる日本語の運用能力を高めるために、「書く」「話す」を中心に表現法を学んでいきましょう。