統計の分析と利用

年度 2010
科目名 統計の分析と利用
教員名 堀田 敬介
授業概要 天気予報,選挙当確速報,為替・株価変動予測,内閣支持率,大学受験合格率など,我々の生活の周りには至る所に様々なデータがあり,そのデータをもとにした予測が行われている.不確実な現象をデータからどのように予測するか,現在までに様々な統計的知識・技術が蓄積されている.この授業では,まずデータの種類とその扱い方(グラフ,代表値と散らばりなど),確率変数,確率分布・確率密度関数などの基礎的な事柄を学び,予測(推定と仮説検定)の基本的な知識を得て利用できるようにすることを目的とする.時間に余裕があれば,ベイズ推定や疑似乱数の生成・検定についても簡単に触れたい.データをどのように処理し,予測をたてるかの理論を学び演習を通して理解を深め,卒業研究やゼミなどで各自の扱いたいデータを適切に処理して推定・検定が行えることを目標とする.
授業計画 データの種類と扱い方,代表値と散らばり,基本統計量
確率変数と確率分布,確率密度関数,期待値・分散
母集団と標本,標本分布,大数の法則と中心極限定理
点推定・区間推定
仮説検定
乱数:疑似乱数生成と検定
ベイズ推定入門
評価方法 期末試験により評価
教科書
参考書
メッセージ 確率の基本的な事柄(例えば順列・組合せなど)を理解していることが望ましい.また,PCを扱えることが望ましい.筆記用具(特に赤色)は毎回持参すること.電卓を使いたい人は電卓持参のこと.