エコツーリズム論

年度 2010
科目名 エコツーリズム論
教員名 海津 ゆりえ
授業概要 この講義ではエコツーリズムについて学びます。エコツーリズムは自然を楽しむ観光という意味ではなく、地域の自然や文化などの資源の保全・地域振興・観光の三者が、互いに矛盾することなく連携しあう関係を築こうという、新しい観光の原則です。でも、言うは易く実践は難いのが実際のところ。この講義では、各地のケースを中心に、エコツーリズムの概念や地域づくりとの関わり、環境保全における課題、担い手などについて様々な取り組みを学びます。講義は講師によるものの他、ゲストスピーカーやビジュアル資料によって進めます。
授業計画 ガイダンス
エコツーリズムの概念と歴史
・エコツーリズムの概念と構造
・エコツーリズムの歴史―世界と日本
エコツーリズムの担い手
・エコツーリズムを担う五つの主体
・地域のエコツーリズム協会
・インタープリターの役割
・旅行業者の役割
各地におけるエコツーリズム
・国立公園・世界遺産地域
・地域の宝を活かした里山・里海
・既存観光地
・海外の事例
エコツーリズムと環境保全
・ガイドラインと推奨制度
・地域資源の価値の保全
エコツーリズムの課題と展望
評価方法 平常点(出席および授業への参加態度)(40%)、講義内小レポート(20%)、期末レポート(40%)
教科書
参考書
メッセージ 観光は論じるよりも参加するもの。エコツアーへの参加機会などを随時提供するので、積極的に参加してください。