年度 | 2010 |
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科目名 | 情報化社会(K) |
教員名 | 岩本 純 |
授業概要 | まず、今日我々が生きている情報化社会を、未来論であった1970年代まで遡り、社会論の系譜を検討する。次いで、情報技術が、企業の組織・階層構造や、そこで働く人々の仕事内容や働き方、働く意味等に、いかなる影響と変化を与えているかを考える。コンピュータの商用利用が始まってから、40年あまりが経過したが、工場労働(ブルーカラーの仕事)と異なって、オフィス労働(ホワイトカラーの仕事)への影響は、近年までその範囲が限定されてきた。1990年代に入って、ようやく小型機を軸とした分散処理方式が、高度化した情報通信技術と結合し、本格化の時期を迎えた。長期の景気低迷、国際的経済環境の変化、少子化・高齢化等による労働力構成の変化等とあいまって、オフィスの事務系業務の情報化が進展してきた。 |
授業計画 | 情報とは何か:情報の概念 情報化社会論の系譜 脱工業化社会論以前:産業社会論・大衆社会論 未来論としての情報化社会論 脱工業化社会論から情報化社会論へ 技術革新と情報技術 ビジネス・オートメーション オフィス・オートメーション エンジニアリング・エンジニア・テクニシャン 量的情報と質的情報 組織構造とその変化:組織・コミュニケーションの類型 階層構造とその変化:1.中間管理職 階層構造とその変化:2.人的資源管理と評価 多様な働き方(就業形態の多様化) |
評価方法 | 授業中のミニテストおよび定期試験 |
教科書 | |
参考書 | |
メッセージ |