年度 | 2010 |
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科目名 | 食生活論 |
教員名 | 目加田 優子 |
授業概要 | この授業は、食生活の現状を把握し、いろいろな角度から考察することを通じて、食の専門家「管理栄養士・栄養士」として正しい認識と広い視野を持つことを目的とする。食生活の現状や問題点を取り上げ、その背景にある食生活との関連要因、食文化についても考えながら食と健康について検討し、理解を深める。授業は講義形式を基本とするが、ビデオ視聴、グループセッションなども取り入れ、随時課題提出を求める。 |
授業計画 | 生活を営むための「生きる仕組み」とは何か、またその中で食とはどのような位置づけになるかを確認する。 食生活の多様性についてグループワーク実施。各自1日分の食事について、「いつ」「どこで」「誰と」「何を」「どのくらい」食べたかを記録し発表する。また、ある食品について「思うこと」を発表し、KJ法で整理する。 食生活を変える要因について、「生理」「自然環境」「社会」「経済」「食品技術」をキーワードとして説明する。 「ヒトはなぜ食べるのか?」「共食」とはどういうことかを考える。 「どんなものを食べるのか?」ある家族について、社会との関わり方を背景に食卓風景を考察する。 「どのように食べているか?」豊かさ、コミュニケーション、食卓作法などをキーワードとし、食卓に参加することについて考察する。 栄養学からみた食生活について、健康の定義、日本人の健康状態の変遷、ライフステージ別にみた栄養について学ぶ。 食品の調達と経費について、食品の流通構造と価格形成、消費構造の変遷、家計調査年報などを踏まえて説明する。 「献立の機能と種類」および「日本型食生活」について考察する。 食生活と文化について、人類の食事の特徴、食事タブーと宗教の関係を学ぶ。 食材・食料の安全性と現状について考察する。 食生活に関わる情報を昭和以前~現在にわたって調べ、時代背景や必要性、科学的な信憑性などを考察する(グループワーク) まとめ。管理栄養士養成課程の学生として「食生活論」を受講し、思うことを整理する |
評価方法 | 成績は、出席と授業時および期末のレポートの総合評価とする。 |
教科書 | |
参考書 | |
メッセージ |