制作管理手法

年度 2010
科目名 制作管理手法
教員名 高田 哲雄
授業概要 授業概要 一言で”マルチメディア”といっても実際には各専門領域の中で様々な展開がなされてきています。私達が手にする新聞や雑誌もすでにその制作工程においてはデータベースとしてのデジタル化は浸透しており広義の意味でマルチメディアに包含される形態であると考えることもできます。このようにメディアの融合化が進む中で、情報システムとその管理技術を駆使した一貫性のある総合的なプロデュース能力が渇望されています。それぞれの専門領域での特殊性を重視しながらも、デジタル化のなかでその共通性が明らかになってきた”制作管理手法”について学びます。
授業計画 プロデュースの重要性(交渉、企画から制作までのスケジュール管理)
イメージ管理とプロセス管理(制作における情報システムの設計と管理)
各メディア特有のシステム管理(多様なメディアとそれぞれの規格)
DTP制作管理(1)入稿を管理する(原稿のデータベース化:手書き原稿とデジタル原稿)
DTP制作管理(2)工程を管理する(分業からDTPによる一元化へ)
DTP制作管理(3)画像ファイル形式の多様性と統合管理(情報検索、ファイル管理、プリプレス)
DTP制作管理(4)内製化と外注(編集部門と制作部門の連携)
デジタル映像制作管理(1)企画(テーマ決定、予算計画)
デジタル映像制作管理(2)プリプロダクション(ロケハン、シナリオ制作)
デジタル映像制作管理(3)プロダクション(撮影:CG:プログラミング)
デジタル映像制作管理(4)ポストプロダクション(デジタル編集:サウンド)
デジタル映像制作管理(5)データベース化・インターネット公開
ゲーム、WEB制作における特殊性:研究と討論
マルチメディアにおける著作権とその契約関係:研究と討論
評価方法 出席と発表、および提出物を重視します。出席点50%、中間プレゼンテーション20%、最終提出30%
教科書
参考書
メッセージ メディア表現を統合的にアレンジすることのできるトータル・クリエイターが望まれています。そこでは特に”理論”と”実践”の両側面からの総合的能力が求められます。知識のみを目標とするのではなく、実践的価値や感性の価値を重視することを期待しています。