情報セキュリティ(S)

年度 2010
科目名 情報セキュリティ(S)
教員名 税所 哲郎
授業概要 情報化社会で取り扱うデジタル化された情報は、その加工・編集を自由に行ないやすく、安全性、認証性、秘匿性、完全性、不正複写防止などの問題が発生します。これらは単に技術的問題にとどまらず、人々の倫理や意識等とも密接に関連し情報化社会に大きな影響を及ぼしています。そこで、この授業では、改竄防止やプライバシ保護等の技術面と人々の意識やモラルの社会面といった情報セキュリティ・マネジメントの現状、および関連する国際標準、法規、ガイドラインの実際について理解することを目的とします。
授業計画 1.イントロダクション
2.情報化社会と情報セキュリティ・マネジメント(1)
3.情報化社会と情報セキュリティ・マネジメント(2)
4.組織と情報セキュリティ・マネジメント(1)
5.組織と情報セキュリティ・マネジメント(2)
6.情報セキュリティポリシーの策定と導入(1)
7.情報セキュリティポリシーの策定と導入(2)
8.情報セキュリティ技術とその適用(1)
9.情報セキュリティ技術とその適用(2)
10.情報セキュリティ・マネジメントと国際標準(1)
11.情報セキュリティ・マネジメントと国際標準(2)
12.情報セキュリティ・マネジメントと関連法規(1)
13.情報セキュリティ・マネジメントと関連法規(2)
14.情報セキュリティ・マネジメントとガイドライン
15.学期末試験
評価方法 学期末試験(90%)、レポート(10%)で評価します。あるいは、授業出席・参画度合(90%)、レポート(10%)で評価します。
教科書
参考書
メッセージ 情報化社会の情報セキュリティということが、実は技術による対策だけではなく、組織の活動にかかわる経営管理のひとつである情報セキュリティ・マネジメントが重要であることを講義を通じて理解できるようになることを目的とします。 授業は教科書にあわせて進められられますが、その内容と進度については、学生のみなさんの理解状況などに応じて変わります。受講生のみなさんは、必ず、事前に教科書を読んだ上で、毎回の授業に出席することが求められます。各章の終わりに、まとめとして、情報セキュリティに関するビデオをみて、授業との関連でレポートを書いてもらいます。ビデオ鑑賞のうえのレポート作成という特殊性(ビデオの前半部分が見れないとレポート全体が書けないこと)がありますので、上映開始後、10分以降の教室への入室者は許可しますが、レポートの受付はできませんので注意してください。したがって、10分までに教室に入室していないとレポートが書けませんし、提出もできませんので注意してください。 また、受講生が少ない場合には、そのメリットを生かしてゼミ形式(テキストの輪読とディスカッションを中心)の授業を採用します。その判断は、第1回目の授業で行いますので、履修希望者は必ず第1回目の授業に出席してください。なお、第1回目の授業に出席できない場合には、第1回目の授業開始までに、上記のメールアドレスに連絡して、学籍番号と氏名、学年を伝えて、授業へ参加する意思表示を行ってください。