年度 | 2010 |
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科目名 | ドキュメンタリー論 |
教員名 | 深瀬 槇雄 |
授業概要 | テレビは,単なる時代を映す鏡にとどまらず,時代を変革したと言われる.例えば,ソ連崩壊に至る東欧革命は,西側の情報を流し続けるテレビ映像に触れた東欧の人々の自己覚醒であった.速報ニュースとエンターテイメントと並んで,テレビジョンを支えるもう一つの分野にドキュメンタリーがある.日本に於いても,1950年代から今日まで,ドキュメンタリーは,時代を深くえぐる作品を放送しつづけて来た.テレビドキュメンタリーとは,膨大な情報を生産蓄積するテレビメディアが,その情報を整理し,時代の方向性を予見する創造的作品である.本講では,先行メディアとしてのドキュメンタリー映画や内外のテレビドキュメンタリーを視聴しながら,その作品と社会の実想を検証する. |
授業計画 | ドキュメンタリーとは 記録映像の発生 ドキュメンタリー映画 テレビドキュメンタリー(日本) アメリカのドキュメンタリー作品 イギリスのドキュメンタリー作品 ヨーロッパのドキュメンタリー作品 国際共同製作のドキュメンタリー フィクションとドキュメンタリーのはざまで |
評価方法 | 期末リポートによる。 |
教科書 | |
参考書 | |
メッセージ | この授業は,実際のドキュメンタリー作品を観ながら進行します.さらに,作品が生まれた時代に関する情報を,他のメディア(新聞,雑誌)と比較しながら,テレビドキュメンタリーの持つ社会的インパクトの虚と実を考えます. |