旅行法規

年度 2010
科目名 旅行法規
教員名 高井 典子
授業概要 旅行業に必要な法務知識のうち、「標準旅行業約款」と「旅行業法」についての基本的な知識を習得し、旅行業に携わる上で起こりうる事象について法律的に考え、判断する能力と態度を養う。
授業計画 【導入講義】
旅行業約款の概要
旅行業法の概要
【標準旅行業約款】
旅行業約款:旅行約款の種類
旅行業約款:旅行契約の成立
旅行業約款:契約の変更・解除
旅行業約款:旅程管理
旅行業約款:旅行業者が負う責任
旅行業約款:特別補償
旅行業約款:旅程保証
【旅行業法】
旅行業法:旅行業法の沿革
旅行業法:旅行業の種別
旅行業法:登録制度
旅行業法:営業保証金制度
旅行業法:旅行業務取扱管理者制度
旅行業法:旅行業協会
評価方法 成績評価方法:講義への貢献度(出席率、講義中の発言、コメントカードの提出および内容、その他講義に臨む態度一般)が50%.講義中のミニテストが50%.評価基準:以下の学習到達目標への達成度を講義中のミニテストで問う。(1)「標準旅行業約款」と「旅行業法」の意義と役割について説明することができる。(2)「標準旅行業約款」と「旅行業法」の文言を読み、その意味を正確に理解し、説明することができる。(3)旅行業に携わるうえで起こりうる事象について法律的に考え、判断するための基礎能力を身につける。
教科書
参考書
メッセージ 旅行業に華やかなイメージを持つ学生も多いと思う。しかし、無形のサービス商品を取引する旅行ビジネスならではのリスクが、旅行会社側にも旅行者側にも多く存在しているため、旅行商品を巡ってのトラブルも多く発生している。本講義では、一見難しく見える旅行法規を読み解くことによって、旅行業の社会的役割や消費者保護の観点から旅行業を理解する視点を養いたい。尚、本講義を受講する前に旅行業論を履修済みであるか、または同時に受講することを履修の条件とする。また、「旅行業務取扱管理者」の資格取得を第一の目的とする講義ではないので、資格試験合格を目指す学生は生涯学習センターの資格講座も受講することを薦める。