年度 | 2010 |
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科目名 | 映像表現特論 |
教員名 | 竹林 紀雄 |
授業概要 | 20世紀は「映像の世紀」と言われるが、これは映像史の出発点が20世紀の歴史の出発点とほぼ重なり、映像(Movie)は20世紀を通して唯一かつ最大の表象メディアとして存在しつ続け、時代の様々な様相を映し出してきたからに他ならない。同時に映像による表現は様々な形態に派生した。この授業では、TV(Video)や映画(Film)といったメディアのカテゴリーを超え、ドラマ、ドキュメンタリー、アートとしての映像など様々なジャンルの映像作品を取り上げて、表現における基本的な枠組み、特有な文法、さらに技法を考察し、あわせて作り手(映像作家、TV演出家、映画監督)の表現の独創性がどこにあるかを読み取り、その背景や投げかけられたメッセージを理解する能力を養成する。19世紀の映像前史から現代の映像作品までを扱う予定だが、時代的な通史ではなく、履修生の希望を聞いた上で、様々なトピックス、作家、主題、映像技術などでテーマを設けて講義をすすめてていく。 |
授業計画 | 動く映像の成立と映像前史 劇映画の変遷と可能性 ドキュメンタリー番組・映画の変遷と可能性 実験映画の変遷と可能性 アニメーションの変遷と可能性 超臨場映像(=高精細映像)が可能にする映像表現 |
評価方法 | 出欠状況、授業態度学外などの平常点(50%)、学期末リポート(50%) |
教科書 | |
参考書 | |
メッセージ | 映像表現を研究する上で欠かせない映像作品をすべて学内で鑑賞できるわけではありません。東京国立近代美術館フィルムセンター(東京・京橋)等での映像作品鑑賞も考えています。 |