年度 | 2010 |
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科目名 | プロジェクト計画・評価特論 |
教員名 | 林 薫 |
授業概要 | 開発途上国において実施されるプロジェクトあるいはプログラムの計画・立案、監理、評価の実践的スキルを学ぶ。援助における成果の重視、マクロの経済計画、貧困削減戦略文書(PRSP)、セクターワイドアプローチ、財政支援とプロジェクト支援、参加型・分権的手法の導入などの現在の世界的動向を踏まえて、案件形成、事前評価、モニタリング、事後評価などの定量的、定性的手法を習得する。特に、コンピュータを使用した費用便益の実習を行う。履修者がNGO、コンサルタントあるいは援助機関の職員として実際のプロジェクトに携わるために必要なスキルを身に付けることを達成目標とする。 |
授業計画 | マクロの経済計画とミクロのプロジェクト・プログラム計画をつなぐロジカル・フレームワーク ロジカル・フレームワーク(プロジェクトデザインマトリクス)手法実習(1) ロジカル・フレームワーク(プロジェクトデザインマトリクス)手法実習(2) 参加型開発手法(プロジェクト・プロジェクト・マネジメントとラピッド・ルーラル・アプレイザル) いわゆるプロジェクト・サイクルとアプレイザル 評価の基本(DACの評価5項目、さまざまな評価手法) 評価の実際(評価のデザイン、JICAにおける実際の評価手法) 定量的評価方法(1)ディスカウント・キャッシュ・フローの考え方 定量的評価方法(2)内部収益率計算の基本的考え方 定量的評価方法(3)エクセルによる内部収益率計算実習 非市場財の評価手法(CVMやヘドニックなどの手法) 最新の評価理論・インパクト評価の手法など (以上は学期授業回数と一致するものではありません。なお定量的評価方法(1)~(3)についてはコンピュータを使用して集中講義方式で行います。期日は別途指示します) |
評価方法 | 出席および期末レポートで評価する。計画と評価の基礎的な知識が取得できているかどうかを評価基準とする。 |
教科書 | |
参考書 | |
メッセージ | 開発協力において実際にプロジェクト、プログラムを実施するために不可欠な知識を習得します。各自、コンピュータ、特にエクセルの操作方法を事前に習得しておくことを薦めます。 |