年度 | 2010 |
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科目名 | 英文学 II |
教員名 | 小林 ひろみ |
授業概要 | このクラスでは、イギリスとアメリカを中心に出来るだけ多くの児童文学作品を実際に原文で読み、その世界観やテーマを深く掘り下げていきます。摩訶不思議なファンタジーの世界が繰り広げられるルイスキャロルの『不思議の国のアリス』や、衣装だんすのうしろを通り抜けた先に広がる魔法の世界を描いたCSルイスの『ライオンと魔女』などの古典と言われる作品から、『チャーリーとチョコレート工場』でもおなじみの現代作家ロアルドダールをはじめ、揺れ動く思春期の若者たちが愛や家族のあり方を見つめ直していく姿を鮮明に描いたバーリードーハティの『ディアノーバディー』など、英米児童文学が開花した1800年代から現代に至るまでの様々な作品に触れながら、その神髄に触れていきます。数多くの児童文学作品が映画化または舞台化されているので、随時、映像資料も交えつつ、紹介していきます。また、毎回、授業の最後に一冊ずつ英語圏の絵本の読み聞かせを予定しています。教職を志している方は、将来的に小学校・中学・高校等で教鞭をとる際の素材選びや英語劇導入等へのヒントとなる手法や作品がふんだんに盛り込まれているこの授業をとることをお勧めします。実際に読んだ作品についてのブックレポートや発表を中心に進めていきますので、積極的な授業への参加を期待します。 |
授業計画 | 第1回:児童文学への誘い 第2回:英米児童文学の開花期(1800年代前半の作品を中心に) 第3回:作品紹介(ブックレポートによる発表) 第4回:英米児童文学の黄金期(1800年代後半の作品を中心に) 第5回:作品紹介(ブックレポートによる発表) 第6回:児童文学の発展期(1900年代前半を中心に) 第7回:作品紹介(ブックレポートによる発表) 第8回:現代児童文学の確率期(1900年代中頃を中心に) 第9回:作品紹介(ブックレポートによる発表) 第10回:新しい児童文学へ(1900年代後半から現在まで) 第11回:作品紹介(ブックレポートによる発表) 第12回:絵本について 第13回:児童文学と演劇 第14回:児童文学の教育現場への応用 第15回:児童文学とは? |
評価方法 | 毎回の授業への積極的な取り組み、アサインメント(ブックレポート)、プレゼンテーション、学期末のレポート、自主的な課題への取り組み等を総合的に評価します。 |
教科書 | |
参考書 | |
メッセージ |