年度 | 2009 |
---|---|
科目名 | 基礎生理学 |
教員名 | 井上 節子 |
授業概要 | 動物は、体を構成している様々な細胞や器官系を働かせ、また、それらを精巧に連携、調節、統合させながら、複雑な生命活動を営んでいます。本講義では細胞、組織、器官の成り立ち、それらの働きについて基礎知識を学び、生命現象を理解する。 また生理機能の理解には、生体での代謝反応を正しく理解することが求められる。このため講義の前半に代謝反応の基礎である化学結合、反応を中心に、化学の基本的考えについて説明を行う。代謝反応に使われる物質はどのように結合し反応しているか化学式を用いて理解できるようにする。 |
授業計画 | 化学の基本的な考え方を中心に 物質とエネルギー、原子と分子 化学結合ー原子はどのようにして結合するか 化学反応式ー反応のための処方 化学結合、化学反応のまとめと試験 有機化学ー炭化水素 有機化学ー有機化合物の分類 人体の形態と機能 消化器官の形態、口腔(歯、舌、唾液、味覚) 消化管(胃、小腸、大腸)の運動、分泌、調節 消化と吸収、すい臓と肝臓、食欲 消化のまとめと試験 循環器(心臓、血管、リンパ管)の形態 血液の働き、体液の循環 体液と血液のまとめと試験 |
評価方法 | 毎回の出席を基本とし、授業中の活動を含めた出席点(30%)、試験は前半試験(20%)、後半試験(20%)、本試験(30%)の合計3回行い評価を行う。 |
教科書 | |
参考書 | |
メッセージ | 化学が苦手、また高校で化学を履修していない人が多いと思います。この講義の前半で代謝反応の基礎となる化学結合、反応について練習問題を行います。積極的に問題に取り組んでください。後半では消化を中心に生体の構造と機能を理解することによって、人間のからだのすばらしさ、体を健康に保持することの大切さを理解してもらいます。 |