ドイツ語Ⅲ

年度 2002
科目名 ドイツ語Ⅲ
教員名 廣瀬 文子
授業概要 ドイツ語Ⅰ/Ⅱで学んだことを復習し、少しずつ新しいことも補充していきながら、優しいテキストを読んでいきます。読解力と基礎文法力を養い、さらにはドイツ語検定試験の受験を想定し語彙力をつけ、ヒアリングの訓練もしたいと思っています。テキストはワーグナーの楽劇『ニーベルンゲンの指輪』を書き直したものです。初級用のテキストなので、文法は最初から(つまり動詞の現在形から)出ています。文法がよく分からない、忘れかけた、という人でも大丈夫です。内容的にはヨーロッパ文化の源流の一つを成すゲルマン神話が素材となっています。単にドイツ語のテキストを読んでいくだけではなく、ゲルマンの神話や伝説に親しみドイツやヨーロッパを理解する一つの糸口を示したい、と考えています。ヒアリングはビデオとテープを用います。ドイツの風景なども映されていますので、気楽に楽しんでください。
授業計画 授業は原則としてテキスト購読と文法復習が中心になります。さらにテキストの背景を知るために、ゲルマンの神話や伝説についてプリントなどを用いて随時紹介していきたいと思っています。また発音練習は毎回、ヒアリング練習は随時行います。
1.ガイダンス
2.Die Gotter(ゲルマンの神々)・文法練習:動詞の現在人称変化、定動詞の位置
3~5.Wotan(主神ヴォータン)・文法復習:名詞/冠詞類/人称代名詞の格変化、前置詞
6~8.Die Weltesche Yggdrasil(世界樹ユグドラシル)・文法復習:分離動詞、再帰動詞、話法の助動詞、zu不定詞
9~11.Das Rheingold(ラインの黄金)・文法復習:動詞の3基本形と過去形、現在完了形
12~14.Das Schwert Notung(名剣ノートゥング)・文法復習:形容詞、比較
15~17.Die Walkure(ワルキューレ)・文法:接続法
18~19.Siegfried(英雄ジークフリート)・文法:副文
20~22.Die Gibichungen(ギービヒの一族)・文法:受動態、関係代名詞
23~24.Die Gotterdammerung(神々の黄昏)・文法:分詞
評価方法 期末試験や小テストの点に平常点(出席、テキストの購読担当、レポート提出など)を加えて評価します。出席を重視します。
教科書
参考書
メッセージ ドイツ語Ⅰ/Ⅱを学んできた皆さん、ドイツ語に対して今どんな印象を持っていますか。やっぱりドイツ語は面倒だ、大変だ、と思っている人はいませんか。(いるに違いないけれど。)確かに語学の学習は大変ですが、またそれでしか得られない喜びもあります。それは言葉を通してその向こうに広がる未知の世界に触れることができるということです。異なる世界を知ることはとても大切です。インターネットの発展で世界は狭くなったと言われますが、異文化間に横たわる溝は決して埋まることはないだろうし、むしろその方が面白く自然であり、互いを理解することに通じるのだと思います。今年の授業では私たちにとっての異文化であるヨーロッパを神話や伝説の世界から見ていきたいと思っています。ヨーロッパは神話の宝庫です。授業で主にとりあげるのはゲルマン神話ですが、機会があればギリシャ神話やケルト神話との比較も試みていくつもりです。時間的な制限はありますが、ドイツ語を語学として学ぶ(それがもちろんメインテーマです)だけではなく、できるだけ幅広くヨーロッパの文化や伝統に目を向けてもらいたい、とかなり欲張ったことを考えています。