人材マネジメント論

年度 2009
科目名 人材マネジメント論
教員名 未定
授業概要 本講義は、「日本型人事管理(雇用慣行)とはどのようなものであるのか」「知的創造労働における人事管理として、先達企業はどのようなことを行おうとしているのか」について概観した後、「少人数の最優秀知的マンパワーで効率的・有効的な目的(業績)達成を可能にする人材のシステム化」並びに「21世紀における世界的な争奪戦の対象となる優秀な人材(変革型リーダー)」について論及していきたい。
授業計画 授業は毎回、前半は講義、後半はショートケース・スタディで進める。
A 講義の部分
I 日本型人事管理の概要
雇用管理、要員管理
配置管理、賃金管理
人事情報(人事評価)管理、労働条件管理
教育訓練管理、労使関係管理
II 先達企業の人的マネジメント
新入社員導入教育
キャリア開発研修
目標管理制度
組織開発制度
先達企業の人事戦略
B ケーススタディの部分
ケース名:1第一印象、2みんなの意見、3人の意見の偏り、4組織のための大義名分、5地位は人をつくる、6出世しやすいポジション、7いじめのリーダーシップ、8足の引張合い、9ライバル同士の悲劇、10自己防衛と責任回避、11競争と協力、12地位は人を変える、13先入観による人事考課、14配置転換の不協和、15自己都合の他人評価、16心理的リアクタンス、17セルフモニタリング、18業績評価のバイアス、19贈り物の心理、20権力の濫用の罠、21対人予測の誤り、22エゴセントリック・バイアス、23茶坊主の心理、24自尊心の刃
C 外部講師のレクチャー
1―2回、適宜、外部講師を招聘してのレクチャー
評価方法 (1)出席回数、(2)理解度テスト、(3)期末テスト、(4)ケースの個人見解レポート、の内容で評価する。
教科書
参考書
メッセージ 人材マネジメントは、単なる学問のための学問でなくて、思考して行動するための実践学である。「現実の企業経営の中核になるものは人的資源(人間の問題)である」ことを学び取り、自らのキャリア形成の一助としてほしい。