ネットワーク産業論

年度 2009
科目名 ネットワーク産業論
教員名 鳥居 昭夫
授業概要 エネルギー(電力、都市ガス)、電気通信(電話、ブロードバンド)、運輸など、ネットワークを用いて提供する企業に固有の製品戦略、価格戦略を学び、社会的に望ましい公共サービスの提供を実現する方法を考える。
授業計画 イントロダクション(授業概要、ネットワーク産業論で何を学ぶか)
製品戦略1(ネットワーク外部性)
製品戦略2(ソフトとハードの補完性)
規制の経済学(情報の非対称性とエージェンシー問題)
自然独占1(規模の経済性と範囲の経済性.効率的資源配分)
自然独占2(価格形成の手段.限界費用価格形成と平均費用価格形成)
自然独占下の料金規制1(公正報酬率規制、アヴァーチ・ジョンソン効果、総括原価主義)
自然独占下の料金規制2(ピークロード料金論、二部料金、ディズニーランド・ジレンマ)
参入規制 (内部相互補助、増分費用テスト、ラムゼイプライシング)
規制緩和 (インセンティヴ規制,ヤードスティック競争,プライスキャップ規制,規制のコスト)
産業事情1(電力事業)
産業事情2(都市ガス・LPガス事業)
産業事情3(電気通信事業)
産業事情4(テレビ放送)
評価方法 期末に行う試験または期末に課すレポートによる(80点)。出席点を加味する(20点)。
教科書
参考書
メッセージ 経済学的方法をもちいた講義を行うが、予備知識は必要としない。ミクロ経済学を既習であることが望ましい。