年度 | 2009 |
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科目名 | 番組制作 IIB(映像) |
教員名 | 竹林 紀雄 |
授業概要 | 1年生で「番組制作 I 」「映像編集」を受講したことを前提に、映像表現の基本を学びながら、同時進行で課題作品の制作に取り組みます。履修生は5人前後のグループを編成し、それぞれが独自の名称(自由につける)をもつプロダクションを立ち上げ、自主的にこれを運営します。そして各プロダクションが競い合い、切磋琢磨しながらビデオによるドキュメンタリー作品(5分前後)を完成させます。特に留意してほしいのは、最近の民生用のビデオカメラは、自動化が進みすぎ、スタートボタンを押すだけで、それなりの映像が撮れてしまうということです。なんとなく撮れてしまったカットを繋げてみても〝作品〟は成立しません。対象と自己、そしてテーマとの関係性をより深く考え、対象にカメラを向けてほしいと思っています。 |
授業計画 | ガイダンス 安全に映像制作演習を行うためのガイドライン 授業内プロダクションの意義 ドキュメンタリーとは何か I ドキュメンタリーとは何か II 企画とテーマ 撮影演習 I 撮影演習 II 撮影演習 III 編集演習 I 編集演習 II 課題作品の中間講評 映像表現の文法と法則(応用) I 映像表現の文法と法則(応用) II 課題作品の完成講評 I 課題作品の完成講評 II |
評価方法 | 課題作品(60%)から完成度と独創性、さらに理解度を評価します。これに、出席状況、授業態度、責任感等の平常点(40%)を加味して総合的に評価します。 |
教科書 | |
参考書 | |
メッセージ | ドキュメンタリーというと、〝不正を糾す〟あるいは〝真実を追究する〟といったイメージを抱いてしまうかもしれませんが、本来、そのカテゴリーはもっと自由でフレキシブルなものであり、映像制作の入門には最適です。題材は自由ですが、地域に根ざしたものや自分たちの日常に視点を向けた『ノンフィクション』に取り組んでください。「授業は、「番組制作 I 」、「映像編集」で学んだ撮影や編集の基本スキルが修得できていることを前提に進めていきます。また、履修者数と課題作品数から、課題制作におきましてはインターラクティブ(双方向)な指導には限りがあります。自ら積極的に映像制作に取り組む意欲のある学生の履修を求めます。 |