年度 | 2009 |
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科目名 | 英米文学購読B |
教員名 | 秋葉 敏夫 |
授業概要 | 現代(20世紀)英米短編小説の講読。基本的には、文学作品を教材として、確かな英語読解力の向上を目指します。ただし、文学作品に接する以上、その心がまえ、短編小説の特徴、普通の説明文・解説文とは異なる部分への注意など、授業時に随時説明、指摘することになります。また最後には、現代英語の特徴やその変化の傾向など、英語読解に役立つものを、具体例とともに加えます。 |
授業計画 | 1.導入 確かな英語読解力養成のために (1)構成と特徴 説明文、解説文、論文の場合 新聞、雑誌記事の場合 文学作品の場合 (2)主題の把握 キーワードの発見 例示への注視 2.小説とは何か (1)その特徴 (2)詩、演劇との違い 3.小説の主題把握のために (1)小説の構成と各部分の役割 (2)叙景文、説明部分の役割と効果 (3)会話部分の的確な理解 書かれない部分への推測 (4)人物、場所、アクションの理解、整理 (5)ものごとの象徴性 4.短編小説独自の特徴 (1)単一効果 登場人物、場面、主題 (2)凝縮と強調 (3)余韻 5.読解演習 授業の中心 語学的に比較的平易なものから、1授業およそ3頁ほど進める。 6.まとめ 現代英語の変化の動向 規範文法事項をはみ出す用法 (学期授業予定回数と必ず一致するものではありません) |
評価方法 | 毎回の出席を基本とし、積極的に授業に取り組む姿勢などを含めた出席点を30%、平常授業時のテストの得点を70%という割合で評価します。AA:出席点を含め、英検2級、TOEIC450以上の学力が十分ある。 A:出席点を含め、英検2級、TOEIC450にほぼ近い学力がある。 B:Aには及ばないが、英語の発音、基本文法・構造などをかなり理解している。C:Bには及ばないが、それぞれある程度理解している。D:出席点、平常授業時の得点から考慮して、合格の評価を下せない。 |
教科書 | |
参考書 | |
メッセージ | 文学作品ということで、かなり楽しみながら、英語読解力の向上をはかりたいものです。テキストでは、ストーリーの展開の見えない作品が多く選ばれています。また、読み終えると、人生についていろいろ考えさせるヒントを与えてくれるものがほとんどです。必ず予習をし、疑問点や理解できない部分は、授業で解決するようにしてください。場面をイメージしながら読む習慣を、なんとか付けたいものです。 |