| 年度 | 2009 |
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| 科目名 | 現代社会と性 |
| 教員名 | 椎野 信雄 |
| 授業概要 | 「性」とは何か?あのセックスとしての性のことですが、その「性」とは何か?を、考えてみませんか。興味本意やマスメディア情報や保健体育や性教育としての「性」とは異なった視点から性現象を理解してみませんか。また、「現代社会」とは「近代社会」の展開としての社会のことです。つまり「脱近代社会」の可能性を持つのが「現代社会」なのです。この現代社会と性は密接な関係をもって作り出されているという視点をもって、「性」のことを再考してみませんか。具体的には、現代社会における性現象(家族・結婚・カップル・恋愛・セックスなどの私生活領域)のあり方を「シングル単位社会論」の視点から物されたテキストを読みながら考察していきます。また脱近代社会に向かっている諸外国の現状の「性」現象をビデオで見ることによって日本社会のそれと比較してみます。性のことを考える際に自明の大前提となっている「男女二分法」の発想をアンラーンすることが基本目標です。家族単位の現代日本社会の性現象の諸問題を理解し、脱近代社会のあり方を考察できるようになるのが到達目標です。 |
| 授業計画 | 講義ガイダンス 20世紀の家族単位社会日本 家族/恋愛論 結婚論 離婚/親子論 性愛論 シングル単位社会論 共同幻想としての恋愛 制度としての異性結婚 近代社会の男女二分法 セクシュアリティ 脱性別社会 個人単位社会へ 21世紀の社会(脱近代社会) V1「<近代家族>の誕生と変貌」 V2「脱<近代家族>への道」 V3「フランスのPACS法」 V4「オランダ・ワークシェアリング」 V5「ウーマン・豊かな国の静かな革命」 V6「父親・アメリカ家庭」 V7「デンマークの子ども家庭サービス」 V8「ノルウェーのクォータ制」 プレゼンテーション1 プレゼンテーション2 プレゼンテーション3 プレゼンテーション4 プレゼンテーション5 プレゼンテーション6 週一回の予習のある授業は以下のように進める。授業の前日に予習読書課題をeラーニングに提出して授業参加する。授業の最初に前回の皆のコメントパーパーから幾つかを紹介し学習ポイントを復習する。課題の中の皆の「分からないこと」を説明したプリントを配布し解説しながら、相互行為的に授業を進める。最後に授業のまとめとしてコメントペーパーを書いてもらい、次回に私のコメントをつけて返却する。もう一回のビデオを見る授業は、授業の最初に前回の皆のコメントパーパーから幾つかを紹介し学習ポイントを復習した後で、ビデオ鑑賞し、解説し、意見交換の時間をもうける。最後に授業のまとめとしてコメントペーパーを書いてもらい、次回に私のコメントをつけて返却する。 |
| 評価方法 | 毎週予習課題を提出し、2/3以上の出席率で、プレゼンテーションをした者が受験資格ありとする。出席(14%)、授業コメントペーパー(28%)、プレゼンテーション(18%)、読書課題(10%)、セメスター末の定期試験の「レポート」(4000字)(30%)で評価します。プレゼンテーションや読書課題や「レポート」については授業の中で説明をします。 |
| 教科書 | |
| 参考書 | |
| メッセージ | この授業は、講義内容を覚えることではなく、ある物事についての考え方を、自分で関心をもって、自分の頭で理解し直してみることに主眼があります。いわゆる私生活の領域のこと(性現象)について、これまでとは違った視点(ジェンダーの視点)で考えるのを基本目標とします。家族や性現象をアンラーンし、脱近代社会的人生観を理解するのを到達目標にします。「ジェンダー論」の教養科目を受講していることが望ましいが、必修ではありません。毎週予習課題をしてくる学生を前提に、アンティーチ(unteach)してゆく授業を進めていきます。 |