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研 修 概 要 ベトナム・ホーチミン市において「メディア」「国境を越えるメディア文化」をテーマにフィールドワークを行いました。 ベトナム研修は、今回で二度目になります(一度目の概要等は、こちらを参照)。 二度目の今回は、前回に引き続き、在ベトナム日本語雑誌の「ベトナム・スケッチ」編集部のみなさまのご協力にて、インタビューを行うことができました。また、各研修参加者が立案したオリジナルのテーマでのフィールドワークに重点を置いて行いました。一名が「ベトナムのテレビ放送の現状」を、一名が「ベトナムにおける日本マンガの普及」をテーマにしています。前回の調査で参加したメンバーのうち2名も、先輩アドバイザーとして、そして追調査を行うために、再度、参加しました。 在外日本人のメディア活動の意義と研究成果等については、前回概要をご覧ください。 「ベトナムのテレビ放送の現状」に関しては、既にメディア全般の現状等の論文などが発表されるなど、日本でも知られています。ただ、「メディア文化」をテーマとした論考はまだまだ少ないのが現状ではないでしょうか。そこで今回は、HTV(ホーチミンテレビ局)の番組ディレクターであるチャン・キエン氏にデプス・インタビューを行い、伝統や民族の文化のメディア表象についてお話を伺いました。チャン・キエン氏は、伝統音楽をテーマに、数多くのドキュメント等を制作し、優秀作品として8本もの受賞作がある、ベテラン・ディレクターです。 「ベトナムにおける日本マンガの普及」というテーマで、発表された論文などは、まだほとんどないのではないでしょうか。ベトナムでドラエモンが人気であることはよく知られていますが、何十・数百のタイトルのマンガにまで気を配って、メディア文化を考察した研究は皆無といえるでしょう。欧米および東アジアにおける国境を越えるメディア文化の研究領域では、日本マンガの注目度は大変高いのですが、独特のメディア環境を持ち合わせるベトナムでの現状はまだまだ未知の領域です。書店を踏査して、フィールドワークを行うとともに、読者などにもインタビューを行いました。 国境を越えるメディア、文化、そして人間。国際化やグローバル化が進展している「現在」を知る・・・言語文化学を中心に、メディア論、ジャーナリズム論、異文化コミュニケーション論、社会学、カルチュラル・スタディーズなど、脱領域的なアプローチによる研修です。 特 徴 それぞれのテーマが、まだ未知の領域であり、ユニークな研究になった点が特徴です。 研修をとおしてフィールドワークの手法やインタビュー方法について学べる点も特徴の一つです。 海外で第一線で活躍するプロの編集者の方々や、メディア従事者の方々と出会うという貴重な経験ができ(研修にご協力いただいた各誌のみなさまには心より感謝申し上げたいと思います)、メディア業界の現場を知れたことは、キャリアデザインという面でも刺激的だったと思います。ベトナム人の方々ともさまざまにコミュニケーションを持つことができました。 解 説(簡単な) フィールドワークによるこうしたメディア研究は、アメリカにおける社会学「シカゴ学派」の伝統をふまえた方法でもあります。近年、関心を集めている文化社会学的な方法も併用しています。 ベトナムは、社会主義体制を持つ国家で、メディア政策も日本のそれとは大きく異なっています。むろん現地で制作されている日本語メディアもその制度の下で制作されています。こうしたバックグラウンドを持つメディア文化の研究は、刺激的なテーマになると思います。 Backstage 前回に引き続き、インタビューを快く引き受けてくださった「ベトナム・スケッチ」編集部のみなさまには、心より感謝申し上げたいと存じます。 HTVディレクターのチャン・キエン氏をご紹介くださった、ベトナムを代表する民族音楽演奏家のグエン・ティ・ハイ・フォン氏に心より感謝申し上げたいと存じます。ご協力がなければ、この研修は実現しなかったでしょう。 チャン・キエン氏は、ご自宅に招待してくださり、インタビューでは聞けない基調なお話や経験をすることができました。心より感謝申し上げたいと思います。 読者インタビューにご協力くださったニャット・タム氏、時間を押してまで通訳を引き受けてくださったティエン氏、前回に引き続き暖かく迎えてくださったチャウ・ロン・ホテルのスタッフの方々、ほか全てのご協力者の方々に感謝申し上げたいと存じます。
ホーチミン市テレビ局 故郷の響き声クラブ メコンセンター フォー・ベト・レストラン チュン・グエン・カフェ チャウ・ロン・ホテル ジャズ・クラブ「サクソンアート」の紹介(ベトナムスケッチより) Quan An Ngon cafe 3 3 3 cafe おしん Bar Gun' Roses |
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