情報および情報関連分野
IS領域における具体的な達成レベルの表示例について
1.「情報システムの基礎」に関係する達成レベルの表示例
組織的な情報利用に関連して、組織の改善とは何かを述べることができる |
ハード、ソフトおよび関係する情報技術の概念を理解している |
組織に関係するシステムの仕様や設計または改革に関するコンセプトを、情報技術を利用して提示できる |
組織の目的や目標を説明できる |
個人の意思決定、目標設定、信頼性、権限授与などの概念を説明できる |
情報システム実務家の専門性や倫理的責任について理解している |
2.「電子ビジネス戦略・アーキテクチャ・設計」に関係する達成レベルの表示例
組織のバリューチェーンやサプライチェーンの概念、伝統的な組織とインターネット技術を用いて展開している組織の違いを説明できる |
B2B,B2C,B2G,C2C,C2G,G2Gなど、e−コマースのタイプを区別し説明できる |
バリューチェーンやサプライチェーン、e−コマースビジネスについて事例を説明できる |
ショッピングカート、HCIのデザイン、支払処理機構、情報技術の開発と支援の関係などを含み、e−コマースについて利用者に説明できる |
一般ビジネスにe−コマース機能を取り入れる事例について説明できる |
組織内や組織間のビジネスを含み、倫理・契約・調整などの事項について説明できる |
組織内システムに共通するハードウェア・ソフトウェア構成について説明できる |
情報システム開発方法論の特徴や使用法について説明できる |
システムにおける個人の保護や組織の安全性について説明できる |
3.「情報システム理論と実践」に関係する達成レベルの表示例
情報システムの実現者に対して、基本概念を説明できる |
情報システムの戦略を示し、組織のコンポーネントを統合できる |
情報システムの設計と実現において、ヒューマンインタラクションと認識プロセスを説明できる |
情報システムの設計と実現において、ヒューマンインタラクションと認識プロセスを説明できる |
個人的な意思決定において、その内容と目標を説明できる |
組織の意思決定におけるモデルについて、情報システムでどのように支援するかを説明できる |
情報システムの品質や組織のモデルにおける関係を説明できる |
管理の役割について、利用者と設計者の立場でシステム的な観点から説明できる |
物理システムとワークフローを説明し、情報システムが組織のシステムにどのように関係しているかを説明できる |
他の組織のモデルと情報システムとの関係を説明できる |
組織の計画に対応する情報システムの計画を説明できる |
プロセス標準と情報システム開発のポリシーについて説明できる |
品質管理や継続開発に関する性能評価について理解している |
情報システムの管理に関する事柄を調べることができる |
4.「ネットワークと通信」に関係する達成レベルの表示例
通信システムが、情報システム・遠隔通信会議・在宅勤務などで組織の通信インフラを如何に支援するかについて説明できる |
コンピュータネットワークの設計・管理、経済学上の事項に関して説明できる |
通信標準、組織や組織標準の規制について説明できる |
分散システムや集中システムの原理について説明できる |
通信システムのハードとソフトの構成、要求サービスを供給する組織について説明できる |
セキュリティ、プライバシー、信頼性、性能などを含む通信サービスの供給における責任について説明できる |
インターネットの仕組みを理解し活用できる |
5.「分析と論理設計」に関係する達成レベルの表示例
情報システムの問題分析、モデリング、および定義をするために必要な能力があり、主要な概念を説明できる |
情報システムを実現するために使用できる製品を知っている |
要求仕様を作成するための情報を如何に収集し構成するかについて示すことができる |
パッケージ利用、パッケージ製作、ソフトの組立て、またはCASEツールなどを含み、代替案を如何に展開し分析、設計するのかについて知っている |
情報システムを迅速に開発するために、プロトタイピングやその他の方法についての役割を理解している |
リスクや実現可能性について如何に評価するかを知っている |
如何にシステムを改善するかを決めるために、組織のシステムを分析する方法を知っている |
古典的な方法やグループウェアを使って合意形成する方法を知っている |
ユーザとの共同作業における人間関係について理解している |
データベースの構築・操作・テストの応用ができる |
問題解決の結果を評価する方法を知っている |
ソフトウェア開発とプロジェクト管理における品質評価について知っている |
ライフサイクルの全てのフェーズで顧客満足を評価すること知っている |
IS活動を評価するための倫理規定を知っている |
6.「物理設計とDBMSの実現」に関係する達成レベルの表示例
チームや顧客と協力して問題を解決することの重要性を知っている |
合意された事柄を如何に記述するか、如何に委託・完成・評価するかについて理解している |
データベースのデータモデリングについて説明できる |
複数のデータベースモデルにおける構文的・理論的な違いを知っている |
データベース管理システムの構成について理解している |
プロジェクト管理、プロジェクト標準、システム実現計画、文書計画をいつ展開し利用するのかを説明できる |
概念データモデルと論理データベースモデルの設計、論理設計から物理設計への変換、物理データベースの展開、およびテストデータの生成について説明できる |
情報システム機能の仕様、詳細な情報システム設計、情報システムのアプリケーション管理について説明できる |
移行計画、設置計画、ハードシステムや環境の計画などについて説明できる |
7.「新環境における物理設計と実現」に関係する達成レベルの表示例
プログラミング環境におけるアプリケーションソフトウェアの分析、設計、実装について説明できる | |
ビジネス応用システムの開発で利用できるプログラム環境について理解している |
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予防措置や時間管理の機能について理解している | |
成功するためのチーム行動、合意のためのネゴシエーション、矛盾の分析、相乗効果的問題発見に必要な事柄を理解している | |
義務を伴うプロジェクトの、チーム活動の目標設定について理解している | |
販売プロジェクトの目標と実行プロジェクトの管理における、相互作用について理解できる | |
ライフサイクルの概念とプロジェクトへの応用について説明できる | |
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8.「プロジェクト管理と実施」に関係する達成レベルの表示例
問題解決アプローチを用いて重要な問題を分析・解決できる | |
組織における情報管理のリーダシップの役割について説明できる | |
情報システムのポリシーや手続き、組織の標準について説明できる |
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情報システム機能のアウトソーシングや実現方法について理解している | |
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9.「ITハードとシステムソフト」に関する具体的な達成レベルに関する表示例
コンピュータと通信の構成やそれらの関係についてシステム用語を用いて説明できる |
周辺機器やそれらの機能の概略を説明できる |
利用環境に適合するコンピュータアーキテクチャを評価し選択できる |
システムソフトの構成を評価し選択できる |
OSの役割と主要な機能を説明できる |
情報システムに必要な資源を選択できる |
異システム間の接続ができる |
OS、ミドルウェア、DBMSの関係を理解し説明できる |
ITハードの選択、チューニング、サイジングができる |
10.[プログラミング、データ、ファイルおよびオブジェクトの構成]に関係する達成レベルの表示例
実社会の出来事の計測や表現であるデータとは何かを説明できる |
特性、レコード、ファイル、マルチメディアオブジェクトなどを表現するために、物理データ・論理データを表示できる |
クラス、抽象データ型、オブジェクトなどの概念について説明できる |
IS事例を与えて、そこでの総合的な問題解決や解析的な問題解決について説明できる |
モデリング手法を与えて、システム的視点でオブジェクトの表現や比較ができる |
適当なプログラムやデータを使って、問題解決のアルゴリズムを展開できる |
システムをどのように実装するかについて、トップダウンに説明できる |
オブジェクトをどのように実装するかを説明できる |
プログラムモジュールの設計、結合、連結の概念を説明できる |
システムをどのように実証し確認するかを説明できる |
いろいろなプログラミング環境、開発ツール、グラフィックス開発環境においてシステムの実装のしかたを提案できる |
簡単な事例において、データやファイルの構造と操作を設計できる |
プログラムの基本について説明できる |
データ構造とファイル処理技術の基本について説明できる |
ファイルやデータベース表現を含む問題解決方法を考え提案できる |
IS関係のプログラムについて、詳細設計、プログラミング、テスト、デバッグのプロセスを展開できる |
一般的なプログラミング言語の性能と制限に関する知識を説明できる |