2018年12月のeビジネス関連の主なニュースより。

1. 「アマゾンに負けない」無人店続々

 日経産業新聞 2018/12/13-1面の記事より。この記事には、JR東日本とサインポストによにる赤羽駅の店舗について図解されています。また、テクムズやオプティムによる構築方法が解説されています。
 関連して、トライアルによる夜間無人店TRIAL Quickや、セブンとNECによる省人型店舗セブン‐イレブン三田国際ビル20F店が12月にオープンしました。今年は無人店が拡大しそうです。

2. 経産省がDX推進ガイドラインを公表

 経済産業省は12月12日、デジタルトランスフォーメーション(DX)を推進するためのガイドライン(DX推進ガイドライン)を公表しました。本年9月に公表した「DXレポート」における提言を基にしたガイドライン。「(1)DX推進のための経営のあり方、仕組み」と、「(2)DXを実現する上で基盤となるITシステムの構築」の2つから構成。ビジネス面と技術面からのガイドラインです。


3. 2018年MJヒット番付

 2018年ヒット商品番付が日経MJ 2018/12/5号に掲載されました。その中で、西の大関に「サブスクリプション」が選ばれました。昨年は、定額レンタルの市場が広がり、サブスクリプションという表現がされ始めました。従来は、サブスクリプションサービスというと、デジタルコンテンツの聞き放題/見放題のサービスのことを言いましたが、昨年あたりからリアルのモノ(服、バッグ、車など)の定額レンタルについても、サブスクリプションサービスという表現がされるようになりました。


4. 物流テック AI時代の「兵站」最前線

 日経コンピュータ 2018年12月20日号の特集より。楽天と三井物産がAIで物流改革というような記事がありました。物流の仕組みにAIを活用する動きが急です。

 

成立したビジネス方法特許より

 成立したeビジネス関連の特許で、特許公報発行日が2019年11月のものは396件でした。それらの中から次の3件をご紹介します。

ウォル-マート ストアーズ,インコーポレーティッド 携帯装置による自己精算の方法(特許6419926)
 2018年11月7日発行
 「顧客がそれぞれの商品をスキャンするために従来のレジ係又は自己精算ステーションまで移動する必要がない小売店舗における自己精算」の仕組みの特許。デジタルカメラを有する携帯装置を使うと書かれていますので、主にスマホの利用を想定しているのでしょう。ですので、これは、ウォルマートのScan & Goシステム(Newsweekの記事あり)の仕組みを特許化したものと思われます。

フェイスブック,インク. コンバージョン価値に基づいて広告に関する入札を計算すること(特許6423455)
 2018年11月14日発行
 フェイスブックの広告関連の特許は多いですが、この特許は広告の入札に関する特許ですので重要でしょう。「この入札システムは、広告主が、単にコンバージョンの数ではなく、広告のコンバージョンの金銭的な価値に関して最適化を行うことを可能にする」というもの。

任天堂株式会社、有限会社アンブレラ、株式会社ポケモン  ゲームシステム、ゲーム装置、サーバ装置、情報処理プログラム及びアイテム購入制限方法(特許6417308)
 2018年11月7日発行
 【新規性喪失の例外の表示】を見ると、ポケモンのアイテム(ポケダイヤ)に関する発明のようです。

 


 

 

ニュース

2017年04月04日
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