国際学部の阿野ゼミナールと東京家政大学の太田ゼミナールの英語教育合同ゼミ研究発表会が行われました。

3月24日(金)に、文教大学湘南キャンパスで、国際学部の阿野ゼミナールと東京家政大学の太田ゼミナールの英語教育合同ゼミ研究発表会が行われました。

 

■東京家政大学との合同研究発表会を通して、多くのことを学ぶことができました。合同研究発表会ではお互いのゼミによる研究発表と中学と高校の模擬授業を行いました。私は中学校1年生の模擬授業を担当させていただきました。模擬授業はcanの単元を扱うことを2つの大学で共通の条件とし、また英語教育の小中連携ということにも焦点を当てて行いました。実際に模擬授業を行ってみると、普段、文教大学の英語科教育法の授業で行う雰囲気とは違った雰囲気の中で良い緊張感を持って行うことができました。そして、東京家政大学の太田洋先生や学生の前で授業を行い、太田先生の考える指導法などを学ぶことで、私たちが気づくことができなかった視点からの指導方法などを知ることができ、良い経験になりました。

その中で私が強く感じたのは授業の奥深さです。私たちが発表した授業は、教科書の該当ページの中に見えている情報を広げていくなど私たちの中で考えを出し尽くした結果、完成したものでした。しかし、少し視点を変えるだけでたくさんのアプローチの仕方があるということを知り、今回学んだことはこれからの授業づくりにおいて、とても貴重で自分のためになるものだと感じました。今回の経験を糧に生徒に英語が楽しいと思ってもらえる教師になれるように頑張っていこう、そう思うことのできる合同研究発表会でした。

阿野ゼミナール4年 梅津海里

 

■私は東京家政大学との合同ゼミで高校1年生の英語の模擬授業を発表しました。昨年の夏に行われた前回の合同ゼミでも同様に高校1年生の模擬授業を発表し、その中で東京家政大の太田先生に「“end product.” つまり、生徒がどう反応するかを考えて発問することが大切」と教えていただいたことを思い出し、授業準備の段階で、「この場面ではこう説明しよう」、「生徒への問いかけはこんな感じで…」と、生徒の反応を予想しながら授業の構成を考えました。模擬授業の最初の導入では韓国の文化について触れました。きっと生徒はそこに関心を持ち、関係代名詞の使い方を確認しながら教科外のことを学べると思ったからです。そして実際に授業をしてみたところ、私の予想していた韓国に対する反応を見ることができ、効果的な発問の仕方を身を持って学ぶことができました。

今回の模擬授業は、文教大学、東京家政大学ともに高校の模擬授業は、関係詞を扱うことで統一しました。私たちの模擬授業では関係代名詞を、東京家政大の模擬授業では関係副詞をターゲットとする授業を行い、「何かを説明するときに関係詞を用いることができる」ことを同じ目標して設定しました。一方、授業の導入の仕方や文法の説明の仕方などは大きく異なる部分がありました。同じような内容を扱い、生徒にできるようになってほしい目標となることは一緒ですが、その目標へのアプローチの仕方が2つの模擬授業で異なっていたことがとても新鮮で、同時に様々な考え方、捉え方があるのだということをとてもおもしろく感じることができました。

他の大学との合同ゼミは、普段の阿野ゼミのみでの活動では気づくことができないことに気づくことができ、学べないことを学ぶことができるとても貴重な体験になりました。5月には教育実習が控えています。不安はありますが、今回の合同ゼミで培った自信をもとに頑張りたいと思います。

阿野ゼミナール4年 樋口智之

 

■東京家政大学との合同ゼミの前半では、阿野ゼミ4年生の南ソウル大学との合同ゼミ発表会の報告と太田ゼミの研究発表がありました。

阿野ゼミでは、メニュー表や看板などの例を使い、国際共通語である英語の重要性、そしてツールとしての英語の大切さを発表していました。また、韓国の学生と模擬授業を行ううえで、テーマを相手に近づけるためにキャラクターを使用した工夫点、指示では簡単な英語を用いることで明確にする改善点なども盛り込まれており、これから模擬授業を行う際に参考にしていきたいと思いました。

太田ゼミの「英語学習における動機と学習方略」の研究発表では、動機と成績評価が伴っていないことがあり、その鍵は学習方法の自覚の有無にあるという興味深い内容でした。動機と学習方略に関しては、授業の導入部分でしっかり生徒の心をつかむこと、そして学習指示を明確にすることに関連していると思いました。また、成績評価は教員がバランスを考えた評価方法を考えるべきであることを学びました。

東京家政大学との合同ゼミで私たち3年生は初めて模擬授業をみました。学習指導案は目的のもと目標を見据えた授業展開が組まれた指導案となっていました。また、それまでの小学校や中学校での英語教育の過程も考えた指導案となっており、小学校での英語教育の教科化との繋がりを考慮していかなくてはならないと感じました。

また、先輩方の模擬授業の導入やアクティビティーでは、「英語は言語であり意思疎通を図るための道具であること」という考えが軸に置かれた内容となっていたと思います。そのため教科書をただ音読したり書き写しをさせたりするような“つまらない授業”ではなく、実際に使う場面や生徒自身が言いたいこと考え、英語で発信するアウトプットが多い“楽しい授業”が展開されていると感じました。

今回の合同ゼミに参加させていただいて思ったことは、英語の授業づくりの段階からどんな活動を取り入れたいか、なぜその活動を取り入れるか試行錯誤、教員の人間性あふれる授業、生徒を想った成績評価などすべては生徒のために1つずつの授業を構成していく重要性です。将来、生徒にベクトルがどんなときでも向かっている教師になれるように、1つ1つの模擬授業でたくさんの失敗と改善をしていきたいです。そして、来年の3月には先輩がたに負けない模擬授業を行えるように努力を重ねていきたいです。

阿野ゼミナール3年 川口璃子