国際学部阿野ゼミナールが環太平洋応用言語学会(国際大会)で英語教育についての研究発表を行いました。

国際学部の阿野ゼミナールの3年生が、8月20日~21日に韓国・高麗大学で行われた環太平洋応用言語学会(Pan-Pacific Association of Applied Linguistics, PAAL国際大会)の大学生のセッションにおいて、英語教育についての研究発表を英語で行いました。

 

■私たちは8月20、21日に韓国で開催された環太平洋応用言語学会(PAAL)に参加してきました。ここでは英語教育に関わる多くの方々が各国から参加していました。

私たちは“Drastic Change in English Education in Japan”(日本の英語教育改革)をテーマに小学校、中学校、高校と校種ごとに調べて発表しました。2020年からの英語教育の変化を、学習指導要領改訂を通して学ぶためにこのテーマにしました。外国語の学習指導要領には4技能5領域が存在しています。話すこと、聞くこと、書くこと、そして読むことです。さらに、話すことをやり取りと発表に分けて5つの領域としています。私たちはこれらのことを背景に小学校、中学校、高校ごとにそれぞれ3、4人に分かれて調べ、情報を共有しながら進めてきました。小学校では3年生から外国語科が必修となり、3、4年生で外国語活動、5、6年生で外国語という一つの教科として存在することになります。つまり、早い段階から英語にふれることになるのです。そして、新しい教科書には写真や音声教材が多く含まれ視覚的・聴覚的に英語に慣れ親しむことができます。さらに、電子黒板やICT教材の使用も勧められています。グローバル化への適応、小学生の柔軟な適応力を生かすことがねらいとなっています。

中学校、高校では4技能5領域から教師が生徒に効果的な授業をするためにペアワークやグループワークを活用する必要があります。これが話すことのやり取りに繋がります。話すことのやり取り、発表に両方に関してどちらにも共通していることは、簡単な語句や文を使って即興でやることです。そしてインプットも重要なことですが、それ以上にアウトプットが重視されます。

以上のことを重点的にPAALで発表してきました。生徒に英語を話せる、話しやすい環境作りをし、英語を学ぶこと、話すことの楽しさを教えるべきなのです。正確に英語で伝えることは大事なことではあるが、それよりも自分の知っている英語を使い、伝えることが重要だと思います。そして教師は、生徒ができた時や言えた時にたくさん褒めてあげるべきなのです。今回の研究から英語教育について改めて学ぶことができました。私たちが大学で行っている模擬授業でこれらのことを活かして練習し、将来それぞれが実際の教育現場で活躍できるよう努力していきます。

 私はPAALの1ヶ月前程から韓国の学生とメールで連絡を取り、進め方やPAAL後の食事会の予定などを決めていました。もちろん韓国語ではコミュニケーションを取れませんので英語を使って連絡を取っていました。お互い理解しやすい英語を使いながらスムーズに決めることができてよかったです。

 PAAL後には一緒にお昼ご飯を大学で食べ、その後にはカフェに連れて行ってくれました。地下鉄を使ったことがとても新鮮でした。

食事会は韓国の学生が事前におすすめのお店を予約してくれました。韓国の学生はとても親切で美味しい食べ方、韓国の伝統のおもてなしなど様々なことを教えてくれて楽しむことができました。

韓国の学生とはみんな英語で会話をしていました。しかし、韓国の学生の中には日本に興味があり日本語が上手な子が多かったです。これには私も驚かされました。英語でコミュニケーションを取りながら、お互い日本語、韓国語を教え合いながら楽しめました。一日でこんなにも交流を深めることができるのかと思えるくらい最後には仲良くなることができました。「日本に遊びに行くよ。」言ってくれた学生もいたのでその時に恩返しできたらと思っています。

阿野ゼミナール3年 包 勉潔

■私たちは今回、韓国で行われた環太平洋応用言語学(PAAL)に参加してきました。私たちは、今変わりつつある日本の英語教育について、小学校・中学校・高校の3つのグループに分かれて発表しました。言葉だけでは伝えにくい部分、例えば、目指すべき教師と生徒のインタラクションの方法などは、模擬授業などを交え出来るだけ分かりやすいようにしました。私は高校を担当し、2020年度から変更になる学習指導要領の内容などを発表しました。

 発表をするにあたり、1番工夫をしたのは、出来るだけ簡単な英語を使うというところです。今回のプレゼンの対象は主にアジアの方々でした。NNS(Non-Native Speaker)つまり、英語を母国語としない人に対して英語でプレゼンを行いました。そのため、誰もが理解しやすい英語を用いて発表することがとても重要でした。

 この学会を通して学んだことは数多くありますが、私の中では、南ソウル大学の韓国の学生と交流をすることができたのが1番大きかったと感じています。日本と韓国は歴史的、政治的にもまだまだ解決していない問題がたくさんあり、残念ながら国家間の関係がいいとは決して言えません。しかしながらお互いに尊重し合っている部分もたくさんあります。私は初めて韓国に行ったのですが、とても韓国が好きになりました。PAALを通して、個人単位での関係は良いということを再確認することができたのも、大きな学びだったと感じています。

阿野ゼミナール3年 工藤 大知