国際学部阿野ゼミナールが環太平洋応用言語学会(国際大会)で英語教育についての研究発表を行いました。

国際学部の阿野ゼミナールの3年生が、2018年8月21日~23日に順天堂大学で行われた環太平洋応用言語学会(Pan-Pacific Association of Applied Linguistics, PAAL国際大会)の大学生のセッションにおいて、英語教育についての研究発表を英語で行いました。

■私たちは8/21~8/23の日程で開催された環太平洋応用言語学会(PAAL)で研究発表を行いました。私たちの研究テーマは“How to React to Students’ Utterances in English Classes”(生徒の発話にどのように反応するのか)でした。この研究を始めたきっかけは英語科教育法Ⅲでした。ここでの模擬授業を通して、どうしたら生徒がより主体的となる授業を作れるかを考えました。そうした時に生徒とのやり取り、つまり、生徒の発話に対していかに教師が生徒からより発話を引き出すかが重要ではないかと考えました。そこで中学校と高校の各模擬授業での教師と生徒のやり取りのカテゴリー分けを行いました。例えば、高校の授業ではdisplay questions, inferential questions, referential questionsなどの教師からの発問に対して生徒から発言の有無、発言があった場合の正誤、さらにはその発言に教師がリアクションのみで返答したのか、それともコメントも加えていたかなどで分類しました。各カテゴリーにおける傾向と改善策を考えました。改善策をふまえた模擬授業を英語科教職育法Ⅲで扱ったものと同様の内容で行い、研究前後での教師の生徒の発話に対する反応を比較しました。同じ内容の模擬授業であっても、教師が発言の機会をもう一度生徒に戻すような反応をとると生徒が中心となった授業となる場面も多くありました。これは大きな気づきであり、教師から生徒へのフィードバックの重要性を再認識しました。また、PAALの発表の準備としてカテゴリー表と各カテゴリーのケースをまとめたハンドアウトの作成、研究前後の模擬授業の動画の編集を行いました。
PAALに参加した海外や日本の大学の先生方から頂いた私たちの研究への質問、意見によってさらに研究テーマに関する理解を深めることができました。この研究を生かした授業を今後展開していきたいと思います。

阿野ゼミナール3年 里見心

 

■私たちは、生徒の発言を受けて、教師がどのように反応し、生徒と英語でのやり取りを継続することができるかについて研究を行いました。研究では、英語科教育法Ⅲで撮影した実際の模擬授業の映像を用いて、生徒の発言を受けて、教師が反応しているところを抽出し、それらを質問の種類や生徒の発言、教師の反応からカテゴリー分けをしました。そして、それぞれのカテゴリーの事例の数を調べ、傾向や改善を考えました。改善案は、生徒と英語でのやりとりが続くような反応をゼミ生同志で話し合いました。その後、考えた改善案をもとにもう一度模擬授業に取り組みました。この研究では、自分たちの実際の模擬授業の映像を何度も見返したので、自分や英語教職を履修している3年生の模擬授業の傾向や改善点に気づき、教師がどのように生徒の発言に対して反応すればよいか考えることができました。また、各カテゴリーの事例の教師の反応の改善案を考えて教師が適切な反応をすることで、生徒との英語でのやりとりが続き、英語を話している時間が多い授業になると考えました。
今までの私の模擬授業では、生徒の発言に対して褒めるときにほとんど“That’s right.”と反応しており、毎回同じような褒め方をしていました。しかし、この研究で、褒めるにしても“That’s right.”だけでなく“That’s true.” “That’s for sure.” など複数の褒める反応があることを学び、教師は生徒の発言に対して場面に応じた適切な反応をすることが必要だと考えました。
この研究で、生徒が英語をたくさん話し、英語でのやりとりを続けさせるためには、教師の英語での反応は英語の授業を行う上でとても重要であると改めて理解することができました。この経験を生かし、今後の模擬授業では生徒の発言に注目し、英語で適切な反応ができるような授業を目指していきたいと思います。そのため、ゼミ活動を通して、英語力はもちろん、生徒と英語でのやり取りが続くような授業づくりや指導力について学んでいきたいです。

阿野ゼミナール3年 松浦伶奈