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文教キャリeye 平成25年度企業訪問第三回

水ing株式会社

水ing株式会社
企業訪問風景

 文教キャリeyeプロジェクトの参加にあたり、事前に企業・業界研究を進め、水ing様への取材を進めていく中で、普段国内で何げなく飲んでいる水が、海外に目を向けると世界各国からの需要価値となることを再認識しました。そのため国により、水は日常生活の上で最重要な資源であり、売買の対象となることを知りました。例えば、ジャカルタでは下水道普及率がわずか2%とのことで、なかなか水が手に入りません。また水の扱いは、国内でも都市部とそうでない地域とは異なります。マレーシアでは水道管を通すと汚水となり、直接飲料水として使用は控えられているそうです。
 このような、世界各国の水事情にどのように対応するか、国ごとに対策が異なる点はとても興味深いですが、「これだ」という普遍的なものがないことが分かりました。なぜなら、維持コスト、ODA、配水スペックなど、複合的な問題が関わるからです。水不足でのサウジアラビアではパイプラインを通じて水を供給し、ベトナムでは、飲み水として下水処理をするなどの対策が立てられていました。
 私は、この度の企業訪問を通じて、「視点」という言葉を強く意識するようになりました。これからは、計画性を持ち、周りをロジカルに納得させながら巻き込む人材になっていきたいと考えています。そして、残された学生生活の中で、世界各国が抱える環境問題に対して何が需要とされ、どのようにそれを供給していくかという視点を持ち、日々の世界・国内情勢を学んでいきたいです。今の時代、技術や商品といったハードの差別化だけでは付加価値につながりません。これからは、それらをベースに、新しい事業やビジネスのモデルを作り上げることが必要になると感じました。今回の取材を通じ、今後もビジネスの視点を持って授業に参加する、社会人との交流を深めていきたいと思います。
 この度は、貴重なお時間を頂きまして、本当にありがとうございました。

国際学部 国際理解学科  矢島 聖

企業訪問風景1
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