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文教キャリeyeとは、業界・企業研究と実際に企業への「訪問とインタビュー」の過程を通じて、社会人基礎力を体験的に学習するプログラムです。
今回の文教キャリeyeプロジェクトで取材をした日本通運の萩原様は、想像していた「大企業で働く方は厳しい」というイメージとは異なり、学生の私たちにもとても気さくに丁寧に対応してくださいました。もちろん仕事をしている時とそうではない時とのメリハリを持ったお人柄にも見え、大きな余裕も感じられました。
緊張しながらも落ち着いて取材を進めることができましたが、萩原様の「考えるよりも、まずは行動する」という言葉がとても印象的でした。出る杭は打たれるというような風潮があるこの国では、周囲に気を遣い過ぎてしまい、なかなか思うように行動できない日本人も多いと考えていましたが、世界と競争していくためには語学力やコミュニケーション力を鍛えて、グローバル社会へ自ら飛び込んでいかなければならないとあらためて実感しました。
長期海外出張へ赴いたり、九州から北海道まで日帰りで移動したりすることも多いそうで、それが物理的にも精神的にも大変であることは想像に難くありません。
しかし我々の生活を支える「物流」というミッションに誇りを持っているという、その言葉の背景からも、今日の日本通運を築き上げてきた深い歴史が垣間見えました。
私は事前研修で日本通運を調べるまで、「物流」と聞くと単純に「物を運ぶだけ」だと安易に考えていました。実際はそのような単純なものではなく、運ぶことに至るまでのプロセス管理、早く・安全・確実といった高い目標を達成し社会貢献している業界と分かったことも大きな収穫です。日本通運は目に見えてわからずとも我々の生活に大きな関わりを持った、無くてはならない存在です。
このように私たちの生活を影で支えてくれている企業がたくさん存在するということを念頭に置き、今後のさまざまな業界・企業研究にも活かしていきたいと思います。
国際学部 国際観光学科 石渡 将太郎