文教キャリeye
「社会人と学生の「成功」の違いとは」情報学部情報システム学科2年 菅野 一生
 文教キャリeyeプロジェクトの日本ユニシス様への取材を通し、大学ではなかなか聞くことができない興味深いお話に惹き込まれ、1時間30分という取材時間もあっという間に感じました。
 たとえばクラウド活用による災害対策・事業継続ソリューションの話では、「データ管理の責任の所在」、「システムの堅牢性」などについて深く考えることができ、自分の知識がまだまだ浅いことを痛感しました。震災の影響により、お客様に提供しているサービスに関して、とても悔しい思いをしたこともあれば、逆にお客様のお役に立てたことで喜ぶことができたなど、社会人の仕事に対する真剣さと熱意を感じることができました。
 取材を進めていく中で「プロジェクトの成功と成功率」の話が出ました。自分の中でのプロジェクトの成功とはシステムの仕上がりだけを考えていました。しかし「お客様に喜んで頂けたらそのプロジェクトは成功であり、ある意味プロジェクトの成功率は100%とも言える」という言葉から、自分の仕事に自信と誇りを持ち、お客様に喜んで頂けた実績を持つ日本ユニシス様の社員はとても眩しい存在に見えました。
 また会議はシステム上で管理されていて、1時間までしか会議室が使えず、1時間できっちりと話を進めたあとにコーヒーブレイクを取るなど工夫されているそうです。今後、大学でのグループ演習において会議を行う機会には、限られた時間を生産性の高いものとするために、メリハリのある会議を心がけ、少しでも社会人に近づきたいです。
 文教キャリeyeプロジェクトに参加し、学生と社会人の考え方の違い・意識の差を学びました。学生としての甘さも痛感しました。ビジネスマナーを学ぶ、実際に企業に訪問しインタビューを行ったことは自分を見つめ直し、将来についてより深く考える事ができました。この経験を活かしてより良い社会人になれるよう、残りの学生生活を大切に過ごしていきます。