文教キャリeye
「前向きに自分が楽しみ取り組むことで、より良い結果が生まれる」国際学部国際観光学科3年 冨岡 恵美

 文教キャリeyeプロジェクトでは、事前講習にて言葉遣いや立ち居振る舞いなどの必要なマナーを学び、社会人になるという意識の不足や自分の甘さを思い知りました。
 今回の取材の中で、「相手の理解や共感を得るためには、誠心誠意を持って本気で対話をする姿勢が大切」というお話がとても印象的でした。星野リゾートでは、再生事業で高い実績があります。現地にてコンサルタントをする際は社員を1~2名派遣し、新しい体制に向けた準備を慎重かつ丁寧に進めていくことで、異なる価値観を持つ方達とも発展に向けた融合ができるそうです。
 また、2012年6月に沖縄県竹富島に開業予定の「星のや竹富島」も地域住民と竹富島の未来について対話を深め、島の素晴らしさを伝える文化体験施設をつくりました。星野リゾートの理念・文化を伝えるとともに地域との協力を怠らないことが、数々の施設で成功を収めている理由なのですね。
 さらに、東日本大震災についてもお話を聞くことができました。
 福島と青森に施設は大きなダメージを受けました。特に福島では、原発などの風評被害の影響を受けながらも、福島を活性化させたい、お客様にまた笑顔で戻ってきてほしい、県民の方々に貢献したいという目標を持ち、スキー場オープン準備を着々と進めています。利益ばかりを求めるのではなく、「地域のお役に立ちたい、自分達のできることを実践する」という社員の熱意が星野リゾートのホスピタリティの高さにつながっていると感じました。
 お話頂いた田中様は大変な中でも仕事を楽しんでいる雰囲気が伝わってきて、私も一緒にお仕事がしたい、サービスを提供するプロとして成長したいという夢が今まで以上に大きくなりました。
 何かをやるには、まず自分が前向きに楽しみ取り組むことが出来なければより良い結果は生まれない。そして、つまずいたら原点に戻って振り返る。まずは目の前の就職活動を前向きに楽しみながら目標に向かって全力で頑張ります。