文教キャリeye
「辛いことがあっても、お客様に助けられている喜び」国際学部国際観光学科3年 鮫島 英理子

 私は、ホテル・旅館業界で働くことを志望しています。
 業界の中でもユニークかつ個性的な宿泊施設を展開されている星野リゾート。
 人事ご担当者様と近い距離でお話できるこのチャンスを絶対に逃せないという思いから、今回のプロジェクトに参加を決意しました。
 取材当日は、緊張感を持ちつつも、田中様の明るく気さくな雰囲気に助けていただき、和やかに取材が進行していきました。
 取材の中で最も印象に残ったことは、「辛いことがあっても、お客様に助けられている」という言葉です。接客サービスをする者にとって、お客様の笑顔や一言がどれほどありがたく、貴重なものであるかをあらためて認識しました。
 そして星野リゾートには「上司という存在がない」というお話も大変驚きました。
年齢、性別、職位は関係なく、フラットに議論を交わせる組織制度があり、経営ビジョンを共有することで、目標達成に向けた「1つのチーム」を編成しています。実際に社内を見学した際に、熱く議論を交わしている社員の方々を目にし、自分の意見をしっかり持ち発言する姿勢、同時に相手の意見も受け入れるチームワーク力が必要だと実感しました。
 取材プロジェクトの役割の中で司会進行を担当しましたが、周りの積極的な発言の中に埋もれてしまい、司会進行という肩書だけで終わってしまいました。自分の役割に対する責任感の不足と反省しています。
 事後研修では、「相手の気づきにつながる印象的な質問が少なかった」という指摘を受け、企業研究・業界研究が不足していたことを痛感し、相手の印象に残るテーマや質問を準備することの難しさを学びました。
 今後は、業界研究を行う際に、新聞や資料をただ読むだけではなく、「自分はどう思うのかを考える癖」や、ゼミの時間などを使って意見を主体的に発言し、自分をアピール出来る力を身につける努力を重ねていきます。