文教キャリeye
「チームでも個人でも、相手の立場に立って考えることが大切」国際学部国際観光学科3年 岩野 温子

 文教キャリeyeプロジェクトに参加して、頭の中で分かっていても実際にやってみると上手くいかなかったり、自分の考えがまだまだ浅いことが痛感できた貴重な体験となりました。
 今回の取材では、普段の大学での学びとは違った視点で、星野リゾートについて理解を深めることができました。
 例えば「運営する施設の多くが、交通の便が悪いところにあるのはなぜか?」という質問について、喧騒から離れた場所だからこそ非日常の空間を作り出すことが可能、そしてお客様にどのように時間・空間を過ごして頂きたいかを常に優先して考えているというお話が強く印象に残っています。私は、交通の便が良い場所は、集客が容易かつ経営的にも有利だと考えていました。しかしこのようにお客様が中心にいて、期待されるアクションに工夫を凝らすことが、ホスピタリティ産業には必要な思考だと改めて気づくことができました。
 また「日本の観光をやばくする」というインパクトのあるキャッチフレーズから、世界に負けない日本のオリジナルな魅力に自信を持ち、国内外に発信している企業だからこそ、私たちは星野リゾートに惹かれるのですね。この取材をきっかけに「日本らしいホスピタリティとは何なのか」を引き続き大学で考察していきます。
 このプロジェクト全体を通して、チームでも個人でも相手の立場に立って考えることの大切さを学びました。目指すゴールに向けて、それぞれが役割を理解しフォローし合うためにも、相手に分かりやすい言葉での言い換えやリズムを合わせること、表情やアイコンタクトにも気を配ることなど、心地良いコミュニケーションを日頃から実践できるように自分を磨いていきたいです。