文教キャリeye
「非常時でも「自分よりもお客様」というホテルスタッフの強い責任感」国際学部国際観光学科3年 岡本 祐美

 文教キャリeyeプロジェクトを終えて、ホテル業界やグランド ハイアット 東京について、新しい情報・たくさんの収穫がありました。
 取材では東日本大震災の時の対応についてもお話を聞くことができました。
外国人のお客様も多く、震災直後はパニック状態。アナウンスをしてお客様を近くの公園に避難させたり、すぐに帰国したいというお客様への対応、またホテル内でのガスや水漏れの確認など、そのままホテルに何日も滞在してお客様のケアを行ったスタッフもいたそうです。
 このように災害時には、「冷静かつ臨機応変に対応し、お客様の安全を最優先に考えること」。非常時におけるホテルの対応、「自分よりもお客様」というホテルスタッフの強い責任感に感動しました。
 そして、私が最も印象的なグランド ハイアット 東京の特徴は、「ショートクロストレーニング」です。これはホテル内の部門を超えて2、3日間、自分が働きたいと思うセクションを経験できるというプログラムで、1年間に数多くの社員が参加したそうです。これを通して、他部門の立場から物事を見ることでお互いを理解し合い、またコミュニケーションを図るきっかけにもなります。それは将来の配属部門への希望にも繋がります。
 ホテル業にはさまざまな部門があり、「ホテル」を成り立たせるには他部門同士の繋がりが重要だと分かりました。
 ホテル業は大変な中にも、ひとりひとりのお客様のニーズに誠意を持ってお応えしていく魅力ある仕事・・・私もホスピタリティ能力と人間性を磨き、素敵なサービスを提供できる人へ成長したいです。